こんばんは。越谷市の行政書士、田中です。
今日は気になるニュースを見つけました。
そのニュースはDVに関するもので、2009年に警察が配偶者などからの暴力(DV)を認知した件数は、前年比11.7%増の2万8158件で、6年連続増加し、5年前の倍近くになっているというものです。
最近も宮城県でDVに関する悲しい事件がありました。
近年、警察も被害が深刻化する前の取り締まりに力を入れているようですが、実際の話を聞くと、まだ対応が不十分な点もあるように思います。
DV被害は配偶者によるものが70%以上で、被害者は98%が女性です。
配偶者となると一緒に生活をしていることや、被害を受けても相手を思う気持ち、または恐怖心などで、なかなか相談ができないかもしれません。
また、ひとくちに暴力といっても、身体に関するものだけでなく、精神的暴力や経済的暴力、子供を利用した暴力もDVです。
もし、被害を受けている方がいたら、本人はもちろん、友人や家族の方も早めに専門機関に相談することをすすめて下さい。
警察署はもちろん、各市町村にDV相談支援センターなどの窓口が設置されています。
また、相談へ行っても本人の意思が尊重されますので、相談に行ったからといって、DV加害者(相手)が逮捕されるわけではありません。
実際に相談を受けて思うのですが、警察などへ相談に行ったら相手が捕まると思っている方は少なくないように思います。
少しでもDV被害が少なくなることを願って書いてみました。