たなかblog

田中法務事務所 田中由佳による行政書士ダイヤリー

カテゴリー: 法改正

民法改正案にて

こんばんは。越谷市の行政書士、田中です。

民法改正案にて気になる記事を見つけました。
「融資の個人保証」に関するものです。

銀行や貸金業者が中小企業などに融資する際に求めてきた個人保証について、法制審議会(法相の諮問機関)が原則として認めないとする民法改正案が検討されていることです。

個人保証とは、中小企業などが融資を受ける際に「会社が返済できなくなったら代わりに自分が返す」と、個人が貸手(金融機関)に約束することで、経営者本人や家族、親類、友人が保証人になることが多いものです。

経営者本人はともかく、家族、親類等が保証人になった場合、善意で引き受けた親族が高額な請求を受け、破産や自殺に追い込まれることもあり、一時社会問題にもなっていました。
今回の改正では個人保証は本人に限定する。裁判所が保証人の過度な負担を減免できる制度の創設など、様々な案があるようです。
中小企業支援・起業支援のためにも、いい改正になるといいですね。

世界禁煙デーと増税

こんにちは。越谷市の行政書士、田中です。

今日で5月も終わりですが、5月31日は世界禁煙デーです。
ご存知でしたか?
そして厚生労働省では、5月31日から6月6日までを禁煙週間としています。
今年の禁煙週間のテーマは「女性と子どもをたばこの害から守ろう」だそうです。
(最近は女性の方がたばこを吸っている気がしますが・・。)

テーマはさておき、たばこを吸わない人にとって「禁煙」というのはいい響きです。私もそうですが、たばこの匂いと煙りは嫌なものです。
しかし、最近は分煙がだいぶ進み、不快な思いをすることも減りました。

昨日のテレビで見たのですが、オーストラリアでは「たばこ1箱」が1,200円するそうです(私が6年前にオーストラリアに行ったときは1箱800円くらいだった記憶がありますが、更に上がっていますね)。
それに加えて、たばこを店頭に並べず、店の奥に隠すように置いているところが放送されてました。
国をあげて禁煙化に取り組んでいるようですが、オーストラリアにはたばこ農家はいないのか、ふと疑問に思いました。

日本もオーストラリアほどではありませんが、たばこ税の値上げが予定されています。
値上げは今年の10月からで1本5円ほど。
1箱100円の値上がりなので、300円のものは400円になります。
たばこはだんだん高価な嗜好品になっていきますね。

平成22年の税制改正など

こんにちは。越谷市の行政書士、田中です。

最近雨が多いですね。
関東地方は再来週から梅雨入りするようです。
これから外出時には傘を持ち歩いた方がよさそうですね。

さて、先日、平成22年以降の税制改正に関する勉強に行ってきました。
これからの改正ですが、近いところからまず貸金業法が6月に改正されます。
改正後はキャッシング等の総量規制があり、年収の3分の一を超える借り入れができなくなります。
また、専業主婦の方の借り入れは配偶者の同意書など、事務手続きが煩雑になり、利用が困難になることが想定されます。
これらの詳細は、日本貸金業協会HPで確認できます。

あとは雇用保険法の改正(雇用保険の適用範囲の拡大)、育児・介護休業法の改正などもあります。
特に介護については、介護休暇が新設され、要介護の家族が1人いれば年5日間、2人であれば10日間、介護休暇を取得することができます。

また、生命保険料控除も新たに介護医療保険控除を設け、4万円の控除が受けられるようになります。但し、平成24年1月1日以降に契約した保険が対象となっています。

まだまだありますが、以上が身近なところでの改正点でした。

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