こんにちは。越谷市の行政書士、田中です。
昨日はNPO法人越谷成年後見支援センターの市民講座があり、テーマは「民法の基礎知識」で行いました。
民法というと難しそうな印象があり、理解するのは大変と思われるかもしれませんが、相続などが身近に起きると、知っているのと知らないのとではたいぶ違います。
民法は総則・物権・債権・親族・相続の5編から成るのですが、相続のことなら「親族」と「相続」編の基礎的なことだけでも分かっていれば、もめごと回避になるかもしれません。
例えば、
・誰が相続人で、もし相続人に該当する人が死亡していたらどうなるのか(代襲相続人)
・相続財産の割合はどうなっているのか(法定相続分)
・法定相続分を侵す遺言があったらどうなるのか(遺留分)
・両親が離婚した場合の子供の相続権はどうなるのか
など。
概要だけでも知っていれば、「何も分からないで言われるままに書類に印を押してしまった!」という状況は回避できます。
越谷成年後見支援センターでは、成年後見に限らず、相続や遺言についても市民講座のテーマとして取り上げています。
こういった講座などで勉強すると、難しい民法も理解しやすいかと思います。