こんにちは。越谷市の行政書士、田中です。

今日の日経新聞に「認知症の進行抑止への新薬」が、開発される旨の記事が出ていました。
これまでの治療薬(アリセプトが一般的)は認知症の症状の悪化を遅くするものでしたが、
この新薬が開発されると症状の悪化が止められる効果が見込まれているそうです。
また、認知機能が回復されるものや、アルツハイマーになる可能性が高い人を見つける診断薬、予防薬の治験も進めてられているようです。
これらの新薬が早くできれば、様々な面での高齢化対策になるかもしれません。

しかし、現状の問題として、認知症の治療薬を服薬していない人も多数います。
高齢者の方は、自分が記憶力がなくなっていくことに不安があっても、そのことに対して受診を拒む方も多いからです。
薬を飲めば症状が悪化しないとお話ししたり、家族が説得しても受診したがらなかったりします。
施設への通所でも同様で、人と会ったり接するのを拒んだりするかたの支援は難しいです。

いい薬や施設・支援があっても難しい問題です。